清水エスパルスのケガ人が、さらに増える可能性が出てきた。28日、清水三保グラウンドでの練習後、小林伸二監督(57)が、27日の浦和戦でメンバーを外れたDFカヌ(31)の状況を明かした。26日の練習でボールを蹴った際、右ひざを痛めたといい、「腫れていて、水もたまっていた。検査をしてみないと分からない」。同じく先週、左もも裏を痛めたMF増田誓志(32)も今週中に検査を行い、全治が判明する。

 ケガ人を多く抱えている清水はこの日、メディカル体制の強化のため、ブラジルで世代別代表の治療も手掛けている理学療法士のサイトウ・マルシャウ・マサシ氏(27)、柔道整復師の前沢龍一郎トレーナー(29)と契約を結んだと発表した。FWチアゴ・アウベス(24)とFW鄭大世(33)は9月中に復帰の見込み。J1残留に向け、サポートにも全力を注ぐ構えだ。【保坂恭子】