大宮アルディージャのＤＦ高山和真（２１）と大卒ルーキーＤＦ河面旺成（かわづら・あきなり、２３）が天皇杯でプロの意地を見せる。

　１８日、さいたま市内で２０日の天皇杯４回戦・筑波大戦に向け非公開調整。２３日にリーグ磐田戦を控えており、天皇杯ではターンオーバーし若手主体の起用が予想されている。

　センターバックの高山は大宮ユース出身でプロ３年目。ユース時代に現在の筑波大の選手と対戦経験があるが「大学生でやりづらい部分もあるけど、同年代には負けられない。こっちはお金をもらっているプロ。周囲はそっち（筑波大によるジャイアントキリング）を期待しているかもしれないけど、いい意味で裏切らないと」と負けん気をあらわにした。

　また、インターネットの記事で筑波大の選手が「浦和か鹿島とやりたかった」と発言したコメントを読んだことを明かし「それはそうだと思うけど…。へしおらないと」とキッパリ。「自分としてもここでしっかり勝って、先発を取り返すアピールをしたい」とプロの洗礼を浴びせる覚悟を口にした。

　明大から今季加入した河面は、昨年の関東大学リーグで筑波大と対戦経験がある。「今年になってプロの世界での試合を経験して、大学では味わえないレベルでやっている。しっかりと差を見せないと」と意地を口にし「まず、球際では負けたらいけない。サイドバックなので、アシストや得点に絡むプレーを意識したい」と話した。