ガンバ大阪の代表組が、日本代表ハリルホジッチ監督が観戦した一戦で奮闘した。逆転負けはしたが「天皇杯敗退ショック」から立ち直った。

 前半8分、相手FW土居のヘディングシュートをGK東口が好セーブ。前半終了間際のPKは完全に読み切ってはじき出したが、惜しくもこぼれ球を押し込まれた。「(PKは読めたけれど)もうちょっとはじき出しときたかった」と反省。だが、好セーブを連発し「吹っ切れた」と手応えも得た。

 DF三浦は相手エースFW金崎のマークにつき、得点を許さなかった。「鹿島相手に球際は負けないという気持ちがあった。もっと戦えるチームになっていかないといけない」。前半に金崎と競り合った際に相手の肘が当たり、唇上を切ったが「プレーに影響はなかった」と走りきった。

 MF井手口は攻守でひときわ目立つ存在で、チーム最多タイのシュート4本。前半34分にはCKからこぼれ球をミドルシュートで狙ったが、ゴール左にわずかに外れた。「我慢の時間帯が多かった。最後の最後で決められて悔しかった」と勝利に導けず残念がった。

 個々のアピールには成功しても、チームは公式戦4試合勝ちなし。8位に転落し、厳しい状況が続く。