浦和レッズがベガルタ仙台を3-2で下し、4試合ぶりの勝利を挙げた。得点ランクトップのFW興梠慎三(31)は先制点を含む2得点を決め、通算19点。2位のC大阪FW杉本との差を3に広げ、初の得点王が視野に入ってきた。仙台は浦和戦5連敗。

 興梠が前半26分、MF柏木の左クロスを頭で合わせ、浦和に5試合ぶりの先制点をもたらした。「(柏木)陽介がいいクロスを上げてくれて」と感謝。1-1の後半15分にはDF遠藤の右クロスから再び頭で決めた。これで今季19得点。2桁得点は6年続けているが、初の20点台、得点王も見えてきた。ACL準決勝第1戦から中3日での試合を制し、堀監督は「タフに戦ってくれた」と評価。DF槙野も「1%の可能性がある限り優勝を狙う。1つも落とせない」と残り6戦を見据えた。