横浜FCのFWカズ(三浦知良、50)が8日、横浜市内で行われた練習試合(35分ハーフ)に先発出場し、1アシストの活躍を見せた。東北社会人リーグ1部ブランデュー弘前FC戦の前半21分、左からのパスをゴール前中央で受けると、シュートを打つと見せかけて横パス。走り込んできたMF野村直輝の先制点を導いた。

 前半15分にはDF新井純平の右クロスをファーサイドで頭で合わせるも、シュートはわずか左に。後半10分にも野村の左CKをニアに走り込んで頭で合わせるなど、3月12日のJ2ザスパクサツ群馬戦以来のゴールにも近づいた。

 後半開始早々に相手と激しくぶつかって右ももを痛めた影響もあり、同13分に途中交代した。J1復帰に挑むリーグ戦は、左太もも裏痛から復帰後は6戦連続でベンチ入りも、直近3戦は出番なし。「練習試合は試合に出ていないメンバーがほとんどで、試合勘を取り戻すための試合。試合のフィジカル、試合のテンポを少しでも取り戻せるようにしたい。まずは山形戦(14日)に良い準備ができるようにしたい」と出番に備えた。

 チームは後半にFW斉藤功佑、中山雄希が加点し、3-0で勝利した。