清水エスパルスのMF村田和哉(29)が、実戦復帰へ意欲を見せた。24日、清水三保グラウンドで次節アウェーFC東京戦(29日)への練習が再開し、1週間ぶりに合流した。数週間前から腰に張りがあり、座骨神経痛と診断された。注射を打つなど治療を受け、前節アウェー・ベガルタ仙台戦(21日・0-0)はベンチ外になった。チームはリーグ5戦勝ちなしで14位。3戦連続で無得点中と、攻撃面での課題が明らかになっており「勝ち点3が欲しい。痛みは少しあるけど、そんなこと言っていられる状態ではない」と心境を明かした。

 J1残留争い中だった14年11月2日アウェー川崎フロンターレ戦では、後半45分に劇的決勝弾を決め、チームを救った。その年は残留したが、翌15年にJ2降格を経験した。「悔しい思いをした分、(今季)残り4試合に懸けたい。チームを救いたい」と力強く話した。【保坂恭子】