14位清水エスパルスは、アウェーでJ1残留を近づける勝ち点1を手にした。

 後半36分には、途中出場のFWチアゴ・アウベス(24)がドリブル突破からシュートを放つもGKがセーブ。こぼれ球をFW北川航也(21)、MF竹内涼(26)と次々シュートを放ったが、GKとDFにクリアされた。シュート10本とチャンスは作ったが、これでリーグ4試合連続で無得点。次節ホーム北海道コンサドーレ札幌戦(11月18日)に向けて、小林伸二監督(57)は「今度こそ、ゴールを取れるようにしていきたい。もう少し守備を整理して、ボールを奪えるようになれば」と中断期間での立て直しを誓った。

 主将FW鄭大世(33)らを欠く苦しい状況だが、ケガから復帰した選手がチームの流れを作った。ボランチで先発したMF河井陽介(28)は、今季開幕戦以来30戦ぶりの出場。中盤で攻撃の起点を作り「不安は無かった。準備はできていたので、できることをやった。勝ちに近づいていると思う」と前向きに話した。

 J1残留に向けて残り3試合、チーム一丸となって戦う。