横浜F・マリノスは2日、エリク・モンバエルツ監督(62)が今季限りで退任すると発表した。契約満了を迎えるにあたりクラブと同監督で話し合い、双方が退任で合意した。15年から指揮を執り、今季が3季目だった。

 古川宏一郎社長は「次に進むための準備が可能なことと(リーグ戦が)中断期間に入り、このニュースで選手が気持ちを入れて準備するためにもこのタイミングで発表した」と説明。モンバエルツ監督は「クラブの方針を進めるために3年はちょうどいい期間。後悔はない。ACL出場と天皇杯制覇という目標を達成して区切りをつけたい」と話した。過去2季は年間勝ち点7位、10位で、今季は3試合を残して5位とACL出場圏内の3位を狙える位置につけ、天皇杯でも準決勝に進出している。

 後任は未定で古川社長は「若い選手をさらに成長させ、優勝を争えるチームにしてくれる人。国籍にはこだわっていない」と話した。国内外問わず、優勝経験のある監督をリストアップしているという。