ベガルタ仙台がJ2徳島ヴォルティスFW渡大生(だいき=24)の獲得に動いていることが、9日までに明らかになった。渡は今季J2で23ゴールをマークして日本人得点王に輝いたストライカーで、今オフ移籍市場の目玉選手となっている。12年にJ2北九州入りして以来、通算59ゴールを挙げていて、高い決定力が魅力だ。仙台の他にも広島、札幌などの複数クラブが獲得に興味を示しており、今後の動向が注目される。

 仙台は今季リーグ戦で12位と低迷。FW石原直樹(33)が10ゴールを奪って孤軍奮闘したが、チーム総得点が44得点と、71得点を挙げ優勝した川崎Fとは大きな差がある。渡の獲得により、慢性的な決定力不足の解消を図る構えだ。