なでしこリーグ勢による決勝で、日テレがノジマステラ神奈川相模原に3-0で快勝し、3大会ぶりに最多回数を更新する12度目の優勝を成し遂げた。リーグ制覇に続く2冠を達成した。リーグ得点王のFW田中美南(23)が前半6分の先制ゴールを含む2得点の活躍を見せ、初めて決勝へ進んだ相手の攻撃を堅い守りで封じた。

 日テレは成長著しい田中が2得点で2冠を引き寄せた。開始6分で浮き球の縦パスを左足を伸ばしてトラップし、右足ループシュートで先制。2-0の後半29分には鋭い走り込みでパスを引き出し、左足シュートで試合を決めた。リーグで15得点、皇后杯で7得点で、いずれも得点王。飛躍の1年を締めくくり「結果でチームを助けられるようになった。成長を感じる」と充実の表情でうなずいた。