来季からJ1ベガルタ仙台に加入するジャーメイン良(4年)が出場した流通経大が、法大を5-1で下し、3年ぶり2回目の優勝を果たした。ジャーメインは全4試合で先発出場し、3回戦の福岡大との試合でPKで1得点を挙げた。2度の延長戦を制しての優勝に「監督がリーグ戦でのプレーを評価して使い続けてくれたことに感謝したい。体がきつくてキレは出せなかったけど、精神的に鍛えられた」と振り返った。

 流通経大柏高では3年時に高円宮杯チャンピオンシップで優勝を経験。高校の大半のメンバーとともに流通経大に進学し、1年の時に全国制覇を果たした。最高学年となった今年は、タイトルを目指すも関東大学リーグ、夏の総理大臣杯と3位。大学生活最後の大会でタイトルを勝ち取り「今まで勝負どころで負けてタイトルを逃してきたけど、高校時代を含め7年間ともにしたチームメートと最後は笑って終わりたかった。最後だから体がキツイなんて言ってられなかった」と喜びもひとしおだ。来季からはプロの世界へ羽ばたく。「来年からが正念場。シュートの精度、トラップを含めもっとうまくなって上で成長したい」と意欲を見せた。【岩田千代巳】