30日に開幕する第96回全国高校サッカー選手権で、4年連続21度目の出場の前橋育英(群馬)が28日に最終調整した。

 前回大会決勝で青森山田に0-5で敗れた悔しさを胸に、悲願の初優勝を目指す。G大阪入りが内定しているDF松田陸(3年)は「あの悔しさを思い出して1年間頑張ってきた。優勝して育英の歴史を変えたい」と意気込む。3大会前も準優勝で、頂点を逃した。今チームは昨年の主力が7人残り、夏の高校総体では3回戦で青森山田を撃破。優勝候補の呼び声が高い。それでも選手たちは「選手権で青森山田を倒したい」と口をそろえる。本当のリベンジへ向け、まずは初戦の2回戦初芝橋本(和歌山)戦に集中する。