J3アスルクラロ沼津の元日本代表MF伊東輝悦(43)が3日、母校・東海大静岡翔洋(当時は東海大一)の初蹴りに参加し、今季にかける思いを口にした。

 この日は元日本代表で常葉大浜松の沢登正朗監督(47)やJ1ジュビロ磐田の服部年宏強化部長(44)らとともに、OB戦に出場。試合では得点を挙げるなど、健在ぶりをアピールし「毎年ここから1年が始まるという感じ。天気もいいし、気持ちよくサッカーができた」と笑顔で話した。

 昨年からJ3沼津でプレー。昨季はリーグ戦出場こそなかったものの、天皇杯2試合で先発出場した。今季もクラブとの契約を更新することでほぼ合意に達しており、16年以来(当時はJ3秋田所属)2シーズンぶりのJリーグ出場を目標に掲げている。

 クラブは昨季、J3参入初年度で3位と好成績を残した。伊東は「やるからには頂点を目指すことがクラブの目標。僕自身もJリーグのピッチに立ってチームに貢献できるように、今からしっかり準備していきたい」。今年でプロ26年目。J通算555試合出場を誇る鉄人は、新シーズンに向けて決意を新たにした。【神谷亮磨】