Jリーグの鹿島アントラーズ、名古屋グランパスなどで活躍した元日本代表センターバック秋田豊氏(47=日刊スポーツ評論家)が、日本初のヘディング専門トレーニングDVD「秋田豊が教える 実践ヘディング上達メソッド」(ザゲロン)を監修した。

 攻守に相手を圧倒したヘディングを武器に98年フランス大会、02年日韓大会の2度W杯に出場。最近はヘディンと卓球(テーブルテニス)を組み合わせた新興球技「ヘディス」でも活躍している。「ヘディングで家を2軒建てた」。そう豪語する男は「日本人のヘディングは、世界に比べて後れを取っている」という危機感を抱いている。克服すべく、確かな技術を身につけて実践に生かすためのDVD制作に踏み切った。対象は小学校低学年の男女からプロ選手まで幅広い。

 2枚組で構成され、ディスク1は首がまだ強くない児童に対し、柔らかいボールでヘディングに対する怖さを取るところからスタート。大半の人が理解できていないボールを頭に当てる場所から、基礎を学べる。力強い動きの源となる首を鍛えるための、ゴムチューブ・ゴムバンド「サンクトバンド」を用いた補強トレーニングも紹介している。

 ディスク2は応用編。クロスからのシュート、クリアなど攻守別、1対1、2対1から2対2、3対2、3対3といった状況別、最後はセットプレーやGKも加えた実戦用のポイントが多岐にわたって収められている。

 現在、Jリーグの宮崎・沖縄キャンプを視察中の秋田氏は「このDVDを作った理由は、現在の日本サッカーの一番の弱点がヘディングだと思っているからです」とコメント。「W杯でも国際親善試合でも、クロスからの失点が多く得点が少ないと私は感じています」と、日本で初めてヘディング練習に特化した映像を世に送り出し、空中戦の第一人者として底上げや上達に一役買えれば、との思いを込めた。詳細は以下の販売ページで。

https://www.amazon.co.jp/dp/B079D6D6LH