完封負けを喫した名古屋グランパスが97年以来、21年ぶりの6連敗を喫した。

 チーム最多4得点のMFガブリエル・シャビエル(24)が故障から復帰したものの、前半12分の失点から主導権を握られる苦しい展開。風間八宏監督(56)は敗因を2点挙げ「90分のうち、どの時間帯が大事か。入り方ですね。(先制点を許した)失点の場面は『これから』というところでやられた。もう1つはコンスタントな集中力。これが彼らの力とは思わない」と、課題を整理して振り返った。

 この日はミスが連鎖し、元ブラジル代表FWジョーら、自慢の攻撃陣に数多くのチャンスを回すことができなかった。

 それでもフル出場したシャビエルは「(故障中に)外から見ていて(ゴールを)決めきれていないと思っていた。自分が中に入ることで、決めきるプレーをやっていきたい。90分出られたので、次の試合では勝ち点3を獲得したい」と前を向いた。