首位サンフレッチェ広島が序盤から主導権を握り圧勝した。

 パスワークで翻弄(ほんろう)し、前半はほぼV・ファーレン長崎陣内でプレー。シュート数も圧倒した。長崎は防戦一方で、相手のミスに乗じて一発カウンターを狙うのが精いっぱい。対照的な戦いだったが、両チーム決定打がなく0-0で折り返した。

 後半も広島ペースで始まり、早々に左クロスから先制と思われる場面があったがクロスバーに阻まれた。その後も猛攻。同7分、右クロスを後半のスタートから入ったFWティーラシン(29)が決めて待望の先制。同14分、DF佐々木翔(28)が左CKを頭で決めた。「平和記念マッチ」と位置づけられた試合だったが、長崎はホームで完敗し連勝は「4」で止まった。