昨季J1王者の川崎フロンターレが、3カテゴリー下のJFL・ソニー仙台を相手にヒヤヒヤの逆転勝利を収めた。

 川崎Fは日本代表のMF大島僚太(25)、左ふくらはぎ痛のFW小林悠(30)MF中村憲剛(37)FW大久保嘉人(35)がベンチ外。

 序盤から、川崎Fが猛攻を仕掛け、得点を奪えずにいると、ソニー仙台が少ないチャンスをものにし先制に成功する。前半18分、ソニー仙台は右サイドからMF三浦祐希(24)がスピードに乗った状態でクロスを上げ、中央へ走りこんだFW藤原元輝(24)が相手DFのマークを外し、左足で押し込み先制。さらに前半33分、右サイド中盤でインターセプトに成功したMF三浦が、そのままペナルティーエリア付近までボールを運び右足のミドルシュートで2点目を奪った。

 がけっぷちに立たされた川崎Fは後半7分、MF長谷川竜也(24)のヘディングシュートで1点を返し反撃開始。後半21分にはDFエウシーニョ(28)が強烈な左足のミドルシュートを放ち、同点に追い付いた。延長戦も見え始めた後半44分、MF家永昭博(31)がペナルティーエリア内でボールを受けると、そのままドリブルで切り込み左足で決勝弾。そのまま逃げ切り、薄氷の勝利となった。