鹿島アントラーズは8日、一部週刊誌で“不倫”などと報道された柳沢敦コーチ(41)の辞任を発表した。5日付の規律違反処分を受けて本人から辞任の申し出があり、8日付で受理した。

 柳沢前コーチは「今回の規律違反は、コーチの立場として許される行為ではありません。クラブに関わる様々な方々へご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。チームを離れることになりますが、今後も鹿島アントラーズの勝利を心から祈っています」とコメントを出した。

 鹿島の庄野洋社長は「この度、クラブとしてトップチームに関わる規律違反が発生したことを、重く受け止めております。今後、同様の事案が発生しないよう、再発防止の徹底に努めてまいります。サポーターの皆さまをはじめ、クラブに関係する多くの方々にご迷惑お掛けしましたことを、深くお詫び申し上げます」とした。

 週刊誌では、鹿島サポーターの女性と数度、密会していると報じられた。

 現役時代、エースストライカーだった柳沢コーチは富山一高から96年に鹿島入り。03年サンプドリア、04年メッシーナを経て06年に鹿島に復帰し、08年に京都へ移籍。11年から過ごした仙台で14年に引退し、15年から鹿島のコーチに就いた。日本代表としても02、06年のW杯に出場した。