ワールドカップ(W杯)ロシア大会による中断期間を終え、J1リーグが今日18日に再開する。清水エスパルスは、ホームにセレッソ大阪を迎える。FW北川航也(21)は過去のC大阪戦で3戦3得点。「セレッソキラー」が、再開戦で勝利に導くゴールを狙う。

 清水の若きエースはゴールだけを見据えている。FW北川は17日、試合が行われる本拠地アイスタで行われた非公開練習に参加。約1時間の最終調整を終えると、自信に満ちあふれた表情で意気込みを口にした。「個人としてはいいイメージがある。ゴールを目指すプレーをしたい」。C大阪戦は過去3戦3発。好相性のセレッソゴールを揺らすイメージはできている。

 プロとして結果だけにこだわる。チームはW杯中断期間中にJクラブでは最長となる16連休を取った。オフ明けは御殿場で1週間のキャンプを行ったが、11日の天皇杯3回戦ではJ2甲府の控え組に0-1で敗戦。「休みすぎ」と調整不足を不安視する声も多い。

 それでも、北川は「コンディションは悪くない」と強調した。15日のW杯ロシア大会決勝はテレビで観戦。フランス代表FWエムバペ(19)の局面を1人で打開するプレーに刺激を受け、クロアチアの連動したチームプレーも参考になったという。北川は「明日はスピーディーな試合をして勝ちたい」。今季自身が得点したリーグ戦は5戦全勝。再開戦も自らの足で歓喜をもたらす。【神谷亮磨】