鹿島アントラーズの鈴木満・常務取締役強化部長は柏戦後に取材に応じて、海外移籍もうわさされていた日本代表DF昌子源(25)について「それは終わった。もう決着がついた。残ってちゃんとやります」と、チームに残留することを明言した。

 昌子には、W杯ロシア大会での活躍から、海外のクラブからいくつか話があったという。

 W杯から帰国後は体調を崩して合流が遅れ、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦以来、久しぶりの試合となった昌子は、試合後の話では海外移籍について「しっかり鹿島と話し合って、自分の中で決断したい」と明言は避けていた。

 ただ「植田選手も(ベルギーに)出ていってしまいましたし、センターバック2枚(がいなくなる)というのは、どこのチームも厳しいと思います」「いろんな国のいろんなチームから声は掛かっていますが、鹿島からすごく必要とされているということは、強化部長を含めて、鹿島のいろんなスタッフから伝えていただいている。それは本当にうれしい」とも話していた。