FC東京から期限付き移籍したMF梶山陽平(32)が、アルビレックス新潟でのゲームデビュー準備を整えた。25日の第25節アウェー東京ヴェルディ戦では初のベンチ入り。出場機会はなかったが、ゲームの翌26日は、クラブハウスに隣接するピッチで練習。試合出場組はダウントレーニングだったが、8対8のミニゲームなどを約1時間繰り返した。グレーのユニホームの背中が汗で色濃くなるほど、芝生の上を疾走した。

 新潟の合流は18日。「チームメートにも慣れた。やろうとしているサッカーも、イメージできている」と合流10日足らずで、すでにチームになじんでいた。08年北京オリンピックの代表(U-23)など各年代の代表経験は豊富。しかも、13年にはパナシナイコス(ギリシャ)、大分(J1)移籍と、違った環境への順応力も持っている。「(ゲームに)出たときは結果を残すことにこだわっていきたい」と話した梶山は「チームのために得意なパス、ゲームの組み立てで貢献したい」と話した。【涌井幹雄】