ガンバ大阪宮本恒靖新監督(41)の初勝利が再びお預けとなった。

 アウェーのジュビロ磐田戦は後半ロスタイムに追い付かれ、1-1で引き分けた。後半37分、FWファン・ウィジョが右足で決めて先制。宮本監督もガッツポーズで喜んだ。だが同48分、ゴール前の守備が甘くなり痛恨の失点。残り約1分半を我慢できず、約3カ月ぶりの勝利を逃した。

 就任2戦目の指揮官は「(先制し)相手が総攻撃をかけてくるのは分かりきっていたが、マイボールになった時に時間をかける冷静さが欠けていた。それがあれば勝ちきることができた」。GK東口は「自分のミスがあった。簡単なボールの失い方をしてしまった。1-0で試合を終わらせるところを最後、詰めていかないといけない」。宮本体制では2試合連続のドロー。順位は16位のままで依然、J2降格の危機に立たされている。