Jリーグで唯一、ACLを勝ち残る鹿島アントラーズは28日、ホームで準々決勝第1戦、天津権健(中国)戦を迎える。右サイドバックは7月28日のガンバ大阪戦以来1カ月ぶりにDF内田篤人(30)の先発出場が濃厚。「連戦といっても、ここだけは落とせない」と言い聞かせた。

鹿島の準々決勝は08年以来。曽ケ端、小笠原、そして大岩監督とともに当時を戦った内田はシャルケで欧州CL4強も経験し、大舞台を知る。「もちろん全部取りに行くし、リーグ戦を捨てるわけではないが、シャルケでベスト4に行ったときはリーグ戦は全然ダメだった。流れはチャンスだと思う」と説いた。

悲願のACL。最近は天津権健が守備的なことも分析している。先手必勝とアウェーゴールを与えず、ベスト8の壁越えに挑む。「欧州にない暑さに面食らったけど、だんだん涼しくなってきた」。上向きなウッチーで初戦を取る。