川崎フロンターレのMF阿部浩之(29)が、1日の古巣のガンバ大阪戦で、相手GK東口順昭(32)からゴールを狙う。

チームは29日、神奈川・川崎市内でG大阪戦に向け調整を行った。阿部は昨季、G大阪から川崎Fに加入。G大阪時代、GK東口、MF倉田秋らとよく食事に行っており「ヒガシ君から得点したい」と昨季から目標を掲げてきた。まだ、東口からの得点は達成していないが「そろそろゴールはほしい」と意欲を示す。さらに「積極的には狙うけど、そればっかりならず、他のところもしっかりできるようにしたい。勝つことが一番」とチームへの貢献を誓った。

昨季は自己最多のシーズン10得点を挙げた。今季は2得点だが、アシストや味方のシュートのスペースを空ける動き、守備での奮闘などチームに欠かせない働きをしている。

それでも本人は「結果がすべてのところがある。チャンスはつくれているので、自分もやっぱり決めるべきところは決めなければ」と結果へのこだわりを口にする。G大阪時代、一緒に練習した東口は、阿部の特長を知り尽くしているが「(相手に)読まれてても、自分がパーフェクトのシュートを打てれば入る」と力強い。阿部はJ1のリーグ戦では、得点すればチームが22勝3分けと、デビュー以来、不敗を続けている。東口との4度目の対決でゴールを決めれば、チームの勝利にぐっと近づく。