浦和レッズはアウェーで横浜F・マリノスに2-1で勝ち、リーグ戦の連敗を2で止めた。

2試合のベンチ入り停止となっていたオズワルド・オリベイラ監督(67)に代わり、前節に続いて大槻毅ヘッドコーチ(45、HC)が監督を代行。前節はC大阪に1-2で敗れたものの、敵地で勝ち点3を得てオリベイラ監督にふたたびバトンを戻すことになった。試合後は「なかなか勝ち星を挙げられず苦しかったが、勝ち点3を得られたことは喜んでいる」と振り返った。

1-1となってからも「勝ち点3を目指す姿勢を出す責任はあった」と、敵地であくまで勝ち点3を狙い続けた。横浜にボールを握られ、我慢の時間帯も長かったことに「横浜のいいところがたくさん出た。内容に関してはまだまだチャレンジできる」としつつも、納得の表情を見せた。

4月に暫定監督を務めてチームを復調させ、一躍人気を高めた大槻HC。こわもてにオールバックのヘアスタイルで「組長」と呼ばれて愛された。スーツ姿だった暫定監督時代とは違い今回はチームウエアでベンチに入ったが、HCになって“封印”されていたオールバックヘアを解禁。ぎりぎりまでピッチに近づいて指示を送る気合満点の姿を見せた。横浜相手には15年シーズンの第1ステージ以来、7試合ぶりの白星。苦手な相手から勝ちをもぎ取って役目を終えた。