湘南ベルマーレが6日のアウェーのサガン鳥栖戦で、今季3度目の台風による試合中止の可能性が出てきた。

湘南は今季、7月28日のホームでの川崎フロンターレ戦、9月30日のアウェーでのジュビロ磐田戦が台風の影響で中止になった。過去、1シーズンでJリーグの公式戦(リーグ戦、ルヴァン杯)が悪天候で中止になったのはJ1では04年の名古屋グランパス、18年の名古屋、湘南の2試合が最多。6日は台風の予想進路が九州にかかっており、今後の台風の動き次第では、最多の3度目の台風による中止の可能性もある。

チームは3日、神奈川・平塚市内で鳥栖戦に向け調整を行った。9月30日の台風24号の影響で練習場が冠水したが、既に水は引き、グラウンドが使用できるまでに回復。DFバイア、MF高橋諒ら負傷者も復帰し精力的に汗を流した。曹貴裁監督は、中止になった磐田戦の日に紅白戦を行ったことを明かし「中止に関して思考を巡らせても仕方ないので。鳥栖戦に切り替えてやっていこうと話をした」とし、鳥栖戦について「ちょっと心配です。でも、目の前の試合に勝つための準備を続けていくだけ。準備自体、無駄になってるものはない」と強調した。U-19日本代表に選出されたMF斎藤未月(19)も「代表に行く前の最後の試合なので必ず勝ち点3を取りたい。天候は考えない。試合はあるので」と話した。ただ、ルヴァン杯も4強進出を決めており、延期になれば過密日程になるのは必須。選手からは「祈るしかない」との声もあがっていた。