ベガルタ仙台の渡辺晋監督が10日、45歳の誕生日を迎えチーム目標のトップ5入りへ向け、決意を新たにした。残り5試合でACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場圏の3位鹿島アントラーズとは勝ち点4差。5位北海道コンサドーレ札幌とはわずか2差となっている。仙台市紫山サッカー場でチーム練習を終えた渡辺監督は、MF野津田岳人(24)ら若手選手から水シャワーで手荒い祝福を受け「選手がたくましくなってきた」と手応えを口にした。

渡辺監督 とにかく5位以内が目標。自分たちがやれることが増えて手応えは感じているが、残り5試合でこういう位置にいると相手も策を打ってくるし難しい状況になってくる。基本的に自分たちのやることは変わらないが相手の対策、変化にいかに早く対応できるか。上に行くために試される。

残り5戦の初戦は20日のホームサガン鳥栖戦となる。マッシモ・フィッカデンティ監督(50)が解任されたばかりで相手の戦術は未知数となる。渡辺監督は「分析はできないので想定するしかない。情報も少なく安心感はないが選手たちがいかに対応するか成長過程が試されると思う」と期待を寄せた。