清水エスパルスの攻撃陣が偉大な記録に挑む。明日2日の湘南ベルマーレ戦に備え、10月31日は静岡市内で非公開練習を行った。ここまでリーグ3位の47得点を誇る攻撃陣の中でFW北川航也(22)が最多12得点。9得点で並んでいるFWドウグラス(30)とMF金子翔太(23)が次戦で得点すれば、同一シーズンで3人が同時に2桁得点に到達する。クラブでは98年のオリバ、沢登、三都主(当時はアレックス)以来20年ぶりの快挙だ。

この日、フルメニューをこなした金子は「チームの勝利を最優先に考えて(得点を)狙っていきたい」と宣言した。大台にリーチをかけてから現在6試合連続無得点中だが「ここから僕の流れにしたい」と強調。2試合ぶりに先発復帰が濃厚となったFWドウグラスも「チャンスを確実に決められれば」と勝利のためにゴールを狙う。

チームは次戦で勝利すれば無条件でJ1残留も確定する。湘南はルヴァン杯を制しているが、3連勝中の清水も勢いでは負けていない。金子は「チームのために走れば、ボールは転がってくると思う」。快挙達成と残留を決めるべく、好調な攻撃陣が湘南ゴールに襲いかかる。【神谷亮磨】