J2大宮アルディージャが23日、さいたま市内で25日のJ1参入プレーオフ1回戦・東京ヴェルディ戦に向け調整を行った。

今季24得点でJ2得点王に輝いたFW大前元紀(28)は、負けられない戦いに「チーム勝つことが大事ですけど、個人としても点を取りたいと思っている。自分のゴールで次に進めたら」とエースとしての責任感を口にした。今季は勝負どころで白星を逃し、第40節終了時でJ1参入プレーオフ圏外の7位。だが、残り2試合で連勝し、アビスパ福岡、FC町田ゼルビア、東京Vが引き分けたため、他力ながら5位に滑り込んだ。最終節は退場者も出し、数的不利になる中での勝ち点3で、大前は「負けたら終わりという中で2試合勝てたのはよかったし、ホームでできるのはプラス。それをプラスに変えて勝ちにつなげられれば」と話した。

1回戦は引き分けでも2回戦・横浜FC戦に進める。昨季、福岡でプレーオフを経験しているMF三門雄大(31)は「最終節の自分たちの状況を考えると5位は奇跡的。失うものはない」と戦闘モードに入り「0-0でOKですが、うちのスタイルは守って0-0ではない。目の前の敵に勝てば自然に次にいける。試合に勝つという意味では意識しなくてもいい」と一戦必勝を掲げた。