J2京都サンガFCから期限付き移籍中の北海道コンサドーレ札幌GK菅野孝憲(34)が来季も札幌でプレーする可能性が高まった。3日、札幌・宮の沢でクラブとの契約更改面談を行った。京都との契約が残っているため、クラブは期限付き移籍の期間延長を申し出た。本人も「札幌に残ってやりたい気持ちがある。このチームでタイトル獲得を成し遂げたい」と、残留に前向きだ。

加入した今季、ルヴァン杯6試合、天皇杯1試合に出場した。プロ16年目で初めてリーグ戦出場がなかったが、公式戦全試合でベンチ入りし、常に準備した。出番はなくても、チームメートを鼓舞するベンチワークなども評価された。「純粋にチームのために仕事ができた。今までのサッカー人生とは違った」と、充実した表情でシーズンを振り返る。来季の残留が決定すれば「出れば活躍する自信はあった」という今季の悔しさをぶつけて、レギュラー奪取に挑む。