東京ヴェルディのロティーナ監督(61)はJ1クラブ相手の力負けを認めつつ、今季の選手の頑張りをたたえた。

ロティーナ監督は「前半は重圧からかナーバスになって簡単にボールを失ってしまうシーンが目立ちました。相手はPKを決めてより自信を持ってプレーしていた。後半は我々がよりボールを持ってプレーすることができました。その中で2失点目というのが可能性をほぼ無くなってしまいました。1-0であれば、こちらが点をとれば相手がナーバスになっていたからこそ、2点目はすごく痛かった」と振り返った。

試合では参入プレーオフ1回戦で退場処分となり、2回戦を欠場していたMF内田達也をベンチに置き、ボランチにはMF井上潮音と梶川諒太を起用した。この采配については「よりよい状態の選手、次の試合により合った選手としてその2人を選びました。内田は以前から背中に問題を抱えていましたし、100%ではなかった。その中で梶川を選択しました」と話した。

J1クラブとの対戦で感じた差について問われると「よりレベルの高い選手が1部へと行く。ただ、東京Vの選手もいいプレーをしていたし、若い選手には1部でプレーできる選手がそろっている」と口にし「今日負けて残念な気持ちはあるが、チームは1年間、素晴らしい仕事をしたと思っています」と一丸となってJ1昇格を目指した今季を振り返っていた。