鹿島アントラーズが来季新戦力として、横浜F・マリノスFW伊藤翔(30)と清水エスパルスMF白崎凌兵(25)を完全移籍で獲得することが22日、濃厚となった。既に好条件でのオファーを出しており、交渉も大詰めとなっている。

伊藤は今季リーグ戦26試合に出場し8得点。9月22日のジュビロ磐田戦で負傷し約1カ月離脱したが、センターFWの主力としてチームのJ1残留に貢献した。

白崎は昨季から清水で背番号「10」をつけ、攻撃陣をけん引してきた。ボランチやサイドハーフ、トップ下などの攻撃的ポジションを高いレベルでこなし、ゴールに直結するプレーを得意としている。清水側は複数年での契約延長を提示して慰留に全力を努めてきたが、本人が移籍を前向きに考えているという。

横浜は伊藤の流出に備え、浦和レッズFW李の獲得に動いている。今季限りで契約が切れる白崎に対しては、鹿島以外にもセレッソ大阪が獲得に乗り出している。