アジア王者としてクラブ・ワールドカップ(W杯)に出場し、欧州王者レアル・マドリード(スペイン)らと戦った鹿島アントラーズが24日、UAEから成田空港に帰国した。

初戦で北中米カリブ王者グアダラハラ(メキシコ)に勝利したものの、準決勝ではRマドリードに惨敗し、3位決定戦でも南米王者リバープレート(アルゼンチン)に敗れた。Rマドリード戦後はFW安部が悔し涙を流せば、DF内田も「俺らが子供みたいだった」と完敗を認め、世界との差を痛感させられる大会となった。

W杯ロシア大会にも出場したDF昌子は「国でもチームでも世界を知らされた」と、この1年で感じた世界との差を口にした。

さらに「世界レベルをここまで知らされると、個人的にもチームとしても情けなさはあるけど、この差を埋めるのはそう簡単じゃない。1人や2人うまくなったところで勝てるレベルじゃないし、チーム力が全員上がらないと勝てないレベルじゃないかと思います」と、日本サッカー界の底上げの必要性を感じた様子だった。