J1開幕まで残り2週間。7日午前と午後、清水エスパルスの日本代表FW北川航也(22)がアジア杯の疲れも癒えたように鹿児島キャンプ8日目の2部練習を消化した。5試合出場して無得点に終わったアジア杯の屈辱を晴らし、南米選手権(6月14日開幕、ブラジル)出場を目指して、前半戦だけで2ケタ得点の目標を掲げた。
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プレーから強い決意がにじみ出ていた。この日から完全合流した北川は初日から飛ばした。午前練習のパス回しでは鋭いタックルでボールを奪うと、午後の戦術練習でも精度の高いシュートを連発した。快晴だった午前から午後は一転、豪雨の中で調整。急変した天候にも左右されず、キレキレだった。
アジア杯での疲労を感じさせない動きを見せたエースは「今年が勝負。前半戦で10点が目標」と宣言した。昨季は32試合で13得点。前半戦17試合での2ケタ得点は高いハードルだが、自ら厳しいノルマを課したのは明確な目標があるからだ。北川は「コパ(南米選手権)に行きたい。数字を残して世間に示さなければいけない」と語気を強めた。
エースの合流でチームの士気も上がった。ヤン・ヨンソン監督(58)も「北川が本気でやることでDFもしっかりやらなければいけない。いい雰囲気になる」。トップ選手が集う日本代表では普段の練習から激しいプレーを求められたという。ハイレベルの練習を経験した北川自身も刺激を受け「代表で感じたことをピッチで示すことも僕の役割」と、「代表基準」を清水に還元する。
23日にサンフレッチェ広島との開幕戦を迎える。コンディションは「悪くない」と言い切った。6日のジュビロ磐田との「静岡ダービー」はピッチ外から観戦。DFエウシーニョ(29)やMF中村慶太(25)ら新加入選手の特徴も把握済みで「右サイドが起点になることが多くなりそう。メンバーも代わっているので早く合わせていきたい」とイメージをふくらませた。
明日9日のFCソウルとの練習試合は出場予定。北川は「活躍しなければ代表はない。危機感を持ちながらプレーしたい」。エースは並々ならぬ思いで開幕に備える。【神谷亮磨】



