練習生としてアルビレックス新潟の高知キャンプに参加していた新潟経営大4年のDF新井直人(22)の新加入が内定した。9日、クラブが正式発表した。同大からは09年のGK東口順昭(32=現G大阪)以来の新潟入りになる。

「プロ選手になるという子どものころからの夢を実現できてうれしいです」。この日の練習後、新井は笑顔で話した。昨年9月から新潟の練習に参加し、高知キャンプは初日から帯同。練習試合ではおもに右サイドバックに入ったが、「守備的な位置ならボランチ、両サイドバック、センターバックもできる。両足で蹴れます」と多様性をアピールしてきた。

入団内定を同大の杉山学監督(50)に連絡すると、「これからが勝負。開幕に向けてアピールしろ」とアドバイスされた。新井も「開幕から試合に出ることを目指す」。プロ入りと同時に気持ちを引き締め直した。

◆新井直人(あらい・なおと)1996年(平8)10月7日生まれ、東京都出身。実践学園では全国高校選手権東京大会Bブロックで準優勝。新潟経営大に進み1年から右サイドバック、センターバックで公式戦出場。ポジションはDF。173センチ、73キロ。背番号32。