北海道コンサドーレ札幌は2日、アウェー浦和レッズ戦(埼玉スタジアム)に臨む。

ミハイロ・ペトロビッチ監督(61)が特別な思いを封印して今季初勝利を狙う。1日、熊本市内でミニゲームとセットプレーで調整した。17年まで6シーズン指揮を執った古巣との一戦に「かつて率いたチームということで楽しみ、思い入れがあるのは確か」としつつ「勝ちたい気持ちは常に同じ」と、平常心を強調した。

慣れ親しんだ同会場での昨季の凱旋(がいせん)試合はスコアレスドロー。札幌就任後の浦和戦は1分け1敗で、元教え子たちにはまだ勝利がない。ホーム開幕で浦和サポーターが埋め尽くす会場での試合の必勝法を、こう説いた。「サッカー選手にとって満員になったスタジアムで試合をすることほど、幸せなことはない。そうした舞台を楽しんで、みんながのびのびと(雰囲気を)味わいながら戦ってほしい」と求めた。

湘南との今季開幕戦では0-2で黒星発進となったが、前半は試合を支配していただけに、「前線の選手がしっかりと相手との駆け引きのなかでボールを収めることが重要」と勝敗の鍵を挙げた。19年版の超攻撃的サッカーを披露する。【保坂果那】