セレッソ大阪は4日、6日からグループステージが始まるルヴァン杯に向けて雨の中練習を行った。

初戦はアウェーで大分トリニータと対戦する。2年前にクラブ初となったタイトル奪還へ、注目は新加入のアルゼンチン人MFレアンドロ・デサバト(28)。左ハムストリングの違和感で出遅れ、J1リーグ戦は2戦続けてベンチスタートの途中出場。「(状態は)いい感じ。先発で出たい気持ちは強い」という新助っ人が、ルヴァン杯で初先発の可能性が高い。

守備的MFとして、対人の強さの評価は高い。だがヴィッセル神戸との開幕戦、2戦目の名古屋グランパス戦とも出場時間は20分で持ち味発揮とはいかなかった。「途中出場と先発では役割が違う。先発で出られれば最高。準備はできている」と意欲をたぎらせる。

神戸のイニエスタ、ビジャ、ポドルスキのビッグ3をはじめ、名古屋にも元ブラジル代表FWジョーと世界レベルの名選手がJの舞台で競う。「存在だけでもすごい選手。(Jリーグの)レベルは間違いなく上がっている」。自身もその中でフルに戦う欲望が高まっている。新生C大阪のまさに助っ人として、力を示す戦いが始まる。