浦和レッズのオズワルド・オリベイラ監督(68)は、勝ってかぶとの緒を締めた。後半5分にDF槙野智章(31)がチームの今季初得点を頭で決めて先制。

その後はU-20代表MF橋岡大樹(19)が初の2得点とブリラムを突き放した。守備陣も前半こそ何度か危ない場面はあったものの、きっちりと無失点で試合を締めた。

完勝にも、指揮官の喜びは控えめだった。会見場に姿を見せると「予想通り、非常に難しい試合になった。相手は非常に整っていて崩れないチームだった。とても良い選手がそろっているチームだった。負かしにくいチームと対戦した」と冷静に言葉を紡いでいった。若手の活躍には目を細めたものの「土曜日にもう試合があります。ここで質問に答えながら、土曜日のことも考えています。土曜日の相手も、週末の試合に向けて準備してきていると思う」と今季初勝利にも浮かれず、9日に迎えるJ1リーグの松本戦(サンアル)を見据えた。