ガンバ大阪から11日、U-20日本代表に選出されたGK谷晃生(18)が再起を誓った。

14日からの合宿メンバーに選出されたGKは、2月に左肩関節前方脱臼で全治2カ月のケガを負っていた。

既に練習合流し、J3G大阪U-23が臨む13日熊本戦で実戦復帰の見通し。5月のU-20W杯ポーランド大会に参加する同世代では正GKとしてゴールマウスを守ってきた逸材で「限られている時間で最善を尽くしたい。できることをやるしかない」と意気込んだ。

リハビリ中は下半身の筋肉を強化。「練習を見ながらも頭だけは休めないようにして、海外のサッカーを見て自分ならどうするかと考えていた」という。もちろんU-20W杯に対する思いも強い。下部組織時代からの先輩で日本代表MF堂安は2年前の同大会で活躍し、世界へ羽ばたいた。谷は「(U-20W杯で)世界を経験するかしないかは大きな差になる。今は直近の目標」と大会出場に意欲を見せた。

現在、J1で先発出場する広島の19歳GK大迫の存在も大きい。「自分がサッカーをできない状態で試合を見ていて悔しい思いもしたけど、頑張って欲しい気持ちもあった。いい刺激になっている」。残り1カ月。年代別代表の守護神争いを勝ち抜くためにも、谷は目の前の一戦から立ち向かう。