浦和レッズが猛暑のタイでブリラムに競り勝ち、2位に浮上した。

前半3分、FW興梠が先制。DFの間を抜けて縦パスを受け、倒れ込みながら右足で決めた。チームの令和初ゴール。試合開始時の気温36度、湿度47%の敵地で消耗戦が想定された中で大きな点となった。

10分後に元鹿島のFWペドロ・ジュニオールに同点弾を浴びたが、前半23分にFW武藤雄樹が決勝弾を奪う。ゴール前の混戦から目の前にこぼれたボールに左足を合わせ、ゴール右隅に今季の公式戦初得点を沈めた。負傷明けから8戦、無得点が続いていたが1次リーグ敗退の危機から救い「決勝トーナメント進出のためには勝つしかなかった中、結果を出せた」と納得した。

引き分け以下で終戦の可能性もあったが、勝ち切って3位から2位に浮上。21日のホーム、3位の北京国安(中国)戦で引き分け以上なら2位通過が決まる。