すでに突破を決めているサンフレッチェ広島がアウェーで、すでに敗退が決まっている本田圭佑のメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)を3-1で下し首位で1次リーグを突破した。

今季限りで退団する本田は勝利で、最後の試合を飾ることはできなかった。

ラストマッチとなったメルボルン・ビクトリーMF本田は、広島戦にフル出場したが得点に絡めず、主力不在の相手に完敗した。すでに1次L敗退が決まっていた消化試合だったがマスカット監督、主将のMFヴァレリも退団するため、ラストマッチ。前日21日の会見では「すべての人たちにリスペクトを示し、自分の情熱を見せつけて勝ちたい」と意気込んでいた。右MFに入り、前半27分にはスルーパスでGKとの1対1を演出するなどした。

オーストラリアでの挑戦は終わった。今季はカンボジア代表の実質的な監督も務めた。代表活動期間には、両国を行き来し、選手兼任監督として初めてのシーズンを過ごした。けがで約1カ月離脱したが、リーグ戦では18試合で7得点6アシスト。ただ、タイトルには届かず、初出場のACLでも1勝もできなかった。

目標とする20年東京五輪まで約1年。まだ移籍先は決まっていないが「ターゲット(東京五輪)に向けて、どこでプレーするのがベストなのかを判断したい」と、ACミランでプレーした16-17年シーズン以来、3季ぶりの欧州復帰の可能性がある。新天地が注目される。