自動降格圏17位に低迷するJ1サガン鳥栖は、次節の15日浦和レッズ戦(埼玉)でベストメンバーを組めない可能性が出てきた。

公開練習日となった11日も、右足ハムストリングを痛めている元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(35)をはじめ、右足首負傷中のFW豊田陽平(34)や、FWビクトル・イバルボ(29)らが、戦術を浸透させる全体練習に参加せず引き続き別メニュー調整となった。

トーレスに至っては、一時、練習グラウンドに姿を見せたが、ボールを触ることもなく、ほぼ室内で過ごした。そろって欠場ともなれば、課題の攻撃力さらなる低下が懸念される。

それでも、元バルセロナMFイサック・クエンカ(28)は「全員を信頼し全力を尽くす。チームとして(陣形を)コンパクトに保ちプレーしたい」と前を向いた。