鹿島アントラーズが2戦合計3-3もアウェーゴールで8強に進み、2年連続アジア王者に前進した。

ホームで1-0勝利したサンフレッチェ広島とのアウェー戦。鹿島は前半33分、相手のクリアボールを拾ったMF土居聖真(27)が、鮮やかに先制ゴール。アウェーゴールで優位な展開に持ち込み、広島が終盤に捨て身の猛攻も土居が後半44分に決定的な2点目を決めて振り切った。

広島はボール支配率6割以上も、先に点を奪われてから苦しい戦い。後半開始から投入したFWパトリック(31)が21分に同点ゴール。さらに27分、ゴール前の混戦からDF佐々木翔(29)がゴールを決めて勝ち越した。しかし直後の29分、GK中林洋次(33)が一発退場。数的不利もありながら、最後はGK林卓人(36)も前線に上がるギャンブルを仕掛けたが、逆に決定的な失点を食らった。後半ロスタイムにパトリックがPKを決めて勝ち越し。しかし、アウェーゴールの差で惜しくも敗れ去った。

広島にとってACLクラブ最高成績、8強以上は果たせなかった。