なでしこリーグカップ1部は6日、千葉・習志野市内などで第9節2試合が行われた。

浦和レッズレディースは、6月のW杯フランス大会を16強進出で終えて帰国したばかりの日本代表FW菅沢優衣香(28)とDF南萌華(20)がジェフ千葉レディース戦に先発フル出場。菅沢のアシストからMF吉良知夏(28)が決勝点を挙げて1-0で勝利し、決勝トーナメントに進出できるB組2位をキープした。アルビレックス新潟レディースと対戦したAC長野パルセイロ・レディースは日本代表FW横山久美(25)が2得点するも2-2で引き分けた。

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浦和はFW菅沢、DF南の日本代表コンビの活躍もあり、決勝T進出へ大きな勝利を挙げた。前半3分、FW菅沢がゴール前でボールをキープして左サイドにパスを送り、MF吉良の決勝点をアシスト。決勝T進出圏内の2位をキープした。6月のW杯でも全4試合出場で1得点を挙げるなど奮闘した菅沢は「勝ち切れてよかった。これからもチームを引っ張って勝利に貢献したい」と喜んだ。

菅沢と南ら代表組は16強で終えたW杯から6月27日に帰国。4日間のオフを経て今月2日に合流したばかり。南はW杯で世界のレベルの高さを痛感したといい「今のままじゃだめだと思った」と経験を糧に最終ラインで無失点に貢献。16強で敗れたオランダはW杯決勝進出を果たしており「悔しさはある。もっと成長して日本の最終ラインを支えていけるようになりたい」と誓った。【松尾幸之介】