鹿島アントラーズは29日、FW金森健志(25)がサガン鳥栖へ期限付き移籍すると発表した。期間は今季終了までとなる。

福岡出身の金森は筑陽学園高を卒業後、13年に当時J2のアビスパ福岡へ入団。ルーキーながらリーグ戦37試合6得点と活躍した。背番号7を託された15年にはチームを5年ぶりのJ1昇格へ導き、1シーズンをJ1で戦った後、17年に鹿島へ移籍。しかし同年はリーグ戦5試合無得点、18年は14試合2得点と、鹿島では定位置を確保できず、思うような結果を残せていなかった。

関係者によると、鳥栖の金明輝監督はかねて、金森を高く評価していたという。現在J1最下位と残留に向けて即戦力の欲しい鳥栖、出場機会を求める金森、その金森に実戦経験を積ませたい鹿島と、三者の思惑が合致したとみられる。

鹿島の攻撃陣からは今夏、FW安部裕葵がバルセロナへ、FW鈴木優磨がシントトロイデンへ移籍。9番と10番がシーズン途中に抜ける痛い状況だが、法大から日本代表FW上田綺世の加入が発表されている。