首位ターンから5試合でまさかの急降下だ。モンテディオ山形が勝ち点43で並ぶ4位大宮アルディージャに今季最多の3失点を喫し、2-3で逆転負け。辛うじてプレーオフ圏内の6位に後退した。

中3日の敵地で前半開始早々、DF栗山直樹のヘッドで先制。しかし、FWシモヴィッチの2発で試合をひっくり返された。後半、MF柳貴博のクロスからFW南秀仁が押し込んで同点としたが、再度突き放された。

前半4分、右サイドでFW坂元達裕がドリブルで仕掛けて得たFK。MF三鬼海が正確なボールを送り、栗山のダイビングヘッドで先制したが、同19分、同28分にシモヴィッチに連続ゴールを許した。後半9分、右サイドから柳が倒れ込みながら上げたクロスをMF本田拓也がスルー。南が落ち着いてゴール右隅に流し込んで同点としたが、同27分、MF茨田陽生に勝ち越し弾を奪われた。木山隆之監督は「自分たちのできるプレーはやり切った。1500人以上のサポーターが来てくれたので、勝ち点を取って帰ってもらいたかった」と話した。

守備陣は前半戦の21試合でリーグ1位の13失点と堅守を誇り首位ターン。だが後半戦5試合で8失点と暗転。その間1勝4敗で順位も大きく下げ、今季2度の連敗はいずれも後半戦に喫した。次節は11日に4戦負けなしのアルビレックス新潟をホームに迎える。正念場の一戦となる。【山田愛斗】