北海道コンサドーレ札幌元DFで現コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン(CRC)を務める河合竜二氏(41)の引退試合が10日、浦和レッズ戦(札幌ドーム)の前座で開催される。

「Jクラブ史上初」というセルフプロデュース。資金はクラウドファンディングで目標の200万円を上回る1413万4500円が集まった。参加者らの移動、宿泊費、会場費などに充てられるが、河合氏は「ありがたいです。少しでも賄えればと思っていた。余剰が出るので、アカデミーにも使ったり、協力してもらう選手に何か還元できれば」と支援に胸を熱くする。

引退試合には日本代表や札幌でも監督を務めた岡田武史氏がコーチを務めるなど、豪華メンバーが集結する。「岡田さんは忙しい人だが、『竜二の引退試合だから行きたい』と言ってくれた。楽しみですね」。出勤前の朝6時からトレーニングを重ねており、体作りは順調。札幌で8シーズンを過ごした元背番号4が、自身で用意した舞台で最後を飾る。

◆河合竜二引退試合 10日午前11時半から。試合は25分ハーフ。対戦相手はコンサドーレ室蘭U-15。コーチは岡田氏、水沼貴史氏。河合自ら選んで招集したメンバーには、元日本代表FW鈴木隆行、MF鈴木啓太ら、浦和、横浜、札幌でゆかりの選手が名を連ねる。