J1清水エスパルスは間一髪で帰静した。

J2アビスパ福岡に勝利した天皇杯3回戦翌日の15日、福岡空港からの航空機で静岡に戻った。大型台風10号の影響でフライト状況が未定だったが、午前11時10分の便で出発。予定よりも30分遅れで静岡空港に到着した。午後は福岡発静岡行きの2便が欠航。篠田善之監督(48)は「ひとまず帰れることはよかった」と胸をなで下ろした。

17日はホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦(アイスタ、午後6時)する。中2日での強行日程だっただけに、最悪のケースを回避できたことは大きい。新幹線も小倉-新大阪間で終日運転見合わせが決まっていたため、航空機が欠航していた場合は福岡に1日足止めされることになっていた。

到着後は午後4時過ぎから静岡市内の練習場で調整した。天皇杯に出場したメンバーは軽めのメニューを消化。リーグ札幌戦に出場予定の選手は普段通りに体を動かしたという。チームは公式戦3試合連続で完封勝利。課題だった守備は改善されつつある。篠田監督は「まだやるべきことはある。振り返って、いい準備をさせたい」と次戦に目を向けた。【神谷亮磨】