FC東京が16位サガン鳥栖に逆転負けを喫し、4月から守り続けてきた首位の座から陥落の危機を迎えた。

前回の対戦は2-0と攻守に圧倒もこの日は、鳥栖のロングボールを多用する戦術に苦戦した。それでも耐えて後半4分、MF三田啓貴(29)が右CKから、相手DFに競り勝ち左足で先制した。

だがその後は猛攻を浴び、長谷川健太監督(54)が「鳥栖の勢いに押され、受けに回った」とシュートは3本。攻撃に精彩を欠いた。

さらに1-1の同点で迎えた後半44分、守備の要のDF森重真人(32)が足をつって交代。守備が耐えきれず、後半ロスタイム5分、直接FKから勝ち越し点を許し力尽きた。

長谷川監督は「すごく悔しく、簡単に受け入れられない」と嘆く痛恨の逆転負け。暫定首位だが、6日に勝ち点差1の2位鹿島が引き分け以上だと首位が入れ替わる。