ヴィッセル神戸がMFアンドレス・イニエスタ(35)の復帰戦を2-0で快勝し、J1残留に前進した。

足の打撲で10月5日広島戦以来約1カ月ぶりの実戦。攻守に安定をもたらした中で前半16分、FW小川がクラブのJ1通算900得点目となる先制ゴールを決め、後半24分にも2点目の活躍を演じた。リーグ戦の最近2試合は6、3失点と守備が破綻も、この日は無失点。イニエスタは「重要な勝利だ。ケガ明けは難しいこともあるが、この10日ほどチームで活動してしっかり準備できた。ピッチでの感覚はよかった」と復活への手ごたえをつかんだ。

同じ勝ち点35だった残留争いのライバル、仙台を突き放す勝利となった。ベンチスタートが多かった小川の2得点に「サッカーは11人だけじゃない。それ以上で成り立っていることを証明した」。帰ってきたイニエスタは、あらゆる面で相乗効果をもたらした。